私たちがAIホースライディングチェアの開発を始めたきっかけは、「自分にとって本当に良い姿勢とは何だろう?」という問いからでした。整体やスポーツクラブで教わった良い姿勢も、自分で再現し続けるのは難しく、体型や座り方によっても正解は異なります。そこで、一人ひとりの姿勢を可視化する、AI×スマートテキスタイル×ホースライディングチェアの3社共同開発を始めました。
同時に、働き盛りの人は「運動しなければ」と思っていても、忙しくて続けにくいという課題があります。そんな彼らでも、毎日必ず続けていること。それがデスクワークでした。だったら、仕事をしながら“ながら運動”ができれば、「今日は少し動けた」という小さな成功体験が生まれ、「もっと動きたい」「歩きたい」「スポーツをしたい」という次の行動につながるのではないか。
一人ひとりの「正解姿勢」を知って、「もっと動きたい」を生み出す。運動を「やらなければならないもの」から、日常の中で自然に続けたくなるものへ変えていく。それが、私たちが目指すAIホースライディングチェアです。そしてその先に、スポーツや外出、旅へと行動が広がっていく未来を目指しています。
私たちは、「良い技術をつくる」だけでなく、実際に使う人の行動が変わるところまでを大切にしています。
AIホースライディングチェアは、AZAYAKA JAPANのホースライディングチェアと行動変容の企画力、三機コンシスのスマートテキスタイル・センシング技術、ToI NexusのAI・姿勢解析技術を組み合わせ、3社それぞれの強みを持ち寄って開発しています。
開発で重視しているのは、最初から完璧を目指すのではなく、「仮説を立てる→つくる→使ってもらう→データを見る→改善する」を素早く繰り返すことです。2026年4月12日の共同開発開始から約1か月半で初期プロトタイプを構築し、現在は実証可能な2台を使ってPoCを進められる段階まで来ています。
姿勢や座面の動き、身体活動をデータとして捉えながら、「もっと動きたい」という気持ちや、その先の行動まで変化するのかを検証していきます。
机上の空論で終わらせず、スピード感を持って形にし、ユーザーと一緒に手触りのあるサービスを育てていく。そして、思わず夢中になって使い続けたくなる体験とは何かを追求する。それが私たちの開発の考え方です。