2024年に標準化が予定されているWi-Fiの新機能、Wi-Fiセンシングを利用したサービスを創ります。この技術は、屋内におけるWi-Fiの反射パターンを読み取るアルゴリズムを通じて、その屋内における人の動きや呼吸などを検知するものです。応用範囲は非常に広く、将来的には全てのWi-Fi環境において簡易かつ安価に多種多様なセンシングができる時代が到来することを展望しています。弊社はこの技術を利用し、先ずは独居高齢者のご自宅における活動状況や睡眠状態を24時間・365日継続的にモニタリングし、ご自身では気づかない些細な兆候を検知し、診察や健康アドバイス提供のきっかけを創り出すことを目指します。また、スマートスピーカーなどとの連携により、「脳トレ」的な会話パートナーの開発も行い、利用者の健康寿命の延伸を追求します。高齢者ご自身では機械の操作が一切なく、ウエアラブルの装着もない「No UI」により、日常の生活に溶け込んだサービスの提供を実現させてまいります。また、Wi-Fiという標準技術を利用することにより、社会インフラとして全ての独居高齢者宅への簡易かつ安価な実装を目指します