創業者は血液内科の医師として白血病患者様の診療に5年間従事しましたが、白血病の治療成績は他のがんに比べると非常に悪く、治療や検査に多くの課題を抱えている現状に直面しました。その後、東京大学医科学研究所の研究チームに加わり、そこで行われていた研究が医師の時に直面した検査の課題をまさに克服するものであり、その技術を社会実装して多くの白血病に苦しむ患者様を助けたい、という想いで起業しました。
弊社が研究している白血病は「血液のがん」で、過去には不治の病として恐れられていた。医療技術、抗がん剤治療の発達により、白血病の治療成績も向上したが、今でも約半数の人が数年以内に命を落とす病気である。白血病は高い再発率が問題となっており、再発してしまった患者様は早期に死亡するため、いかに再発させないかという治療戦略が非常に重要である。検査の面においても多くの課題がある。特に実用的な再発モニタリング検査がないのが現状であり、医療現場には強いニーズがある。弊社は、最新の遺伝子解析技術や液体生検の技術に、独自の革新的な技術やノウハウを融合させた新たな検査法を開発、一般保険診療として広く使われ、個々の白血病患者様に最適な治療環境を提供し、治療成績の向上に寄与することを目指している。