Google翻訳等、機械翻訳ツールが発展し、長文資料等の機械翻訳は、翻訳精度が大きく向上した。しかし、商談チャットなど、短文での会話では、主語等が省略されることも多く、機械翻訳の翻訳間違いの発生頻度が高い。翻訳間違いをそのままにして、会話の議論を進めていると、会話相手との間で 大きな誤解が生じてしまい、商談がうまく出来ない。人間の通訳が介在した場合でも、本当に正しく通訳しているかどうかは、わからない。このような多言語翻訳の問題点を解決するために、「翻訳チェッカー」を開発した。翻訳チェッカーは、チャット会話の原文(A)を機械翻訳し、その翻訳文を逆翻訳して、元の言語に戻し(逆翻訳文(B))、(A)と(B)との差分をテキスト解析し、その差分(類似度)を数値化して即時算出する。そ差分の数値を4段階の4色レベル表示することにより、チャット会話中に、自分および相手の翻訳文の、翻訳間違いのレベルを即時に判定・認識可能となる。これにより、翻訳間違いがありそうな場合は、言い換えたり、質問して、商談中のおたがいの誤解を避けることができる。本システムにより多様な国際商談チャット・サービス拡大が期待できる。