湯治はもともと、農耕・炭鉱従事者が休息のために温泉地に長逗留して、心身の疲れを癒したり、西洋医学が発達する前に温泉で傷や病気を治癒してきました。現在は医学の発達や温泉は観光としてのムーブメント隆盛により、湯治という風習・文化が衰退し、湯治宿と呼ばれる宿泊施設も日本ではわずか4%という調査もあります。
しかしながら、湯治は古くさくて忘れていい文化なのでしょうか?温泉地は日本に3000箇所あり、日本全国どこでも日頃からできるヘルスマネジメントであり、これは日本が誇るべき世界に発信できるライフスタイルだと確信しています。
あらためて湯治の意義や価値を再定義し、新たな価値を顕在化させ、ニーズを引き上げること。また世界からの注目を引き寄せることがまず必要で、湯治・温泉地とコラボしながら受け皿を作ることだと考えております。そして発信し、根付かせる。ヘルスマネジメント事業として昇華させたいと考えております。
湯治は、自分のこころとからだを見つめる時間。温泉に浸かると、身も心も裸になれ、あるがままの自分を見つめることができます。その先に、むきだしの自分が本当に求めるもの・ことはなにか?を見つけることができる、とても簡単な養生法だと考えます。
ただの温泉好きをまとめるのではなく、コミュニティを形成し、繋がりあい、新たなチャレンジができるプラットフォームを目指します。