Chanomication(茶飲みケーション)
Chanomication(茶飲みケーション)は、コミュニティの場であった「茶飲み」が高齢者が孤立することにより減少していくことで、地域での高齢者同士のつながりが減少したことを問題視し、新しい形の「茶飲み」場を提供するサービスである。さらに、超高齢化社会が進んだことで、今般のCOVID-19が大きく影響をうける「高齢者」を対象に、バーチャルシステムを用いて新たなコミュニケーションの場を提供する目的もある。孤立化した高齢者に、交流、社会貢献、学び、伝承の「場」を与えることで、鬱や健康障害といったマイナスのインパクトや、孤独死を回避する目的がある。コミュニケーションの場が減ることで、鬱や健康障害が増加することはすでに知られている。そんな中で社会貢献や、やりがいを感じることによって幸福度が高くなり、鬱や健康障害が軽減されることもわかっている。本事業では、日本人同士の交流にとどまらず、日本人同様お茶飲みを大切にするアジアのミャンマー、バングラディッシュ、アフリカのケニアを「茶飲み」というキーワードでつなぎ、現場との交流から、野生動物や自然資源を含む、生物多様性保全をテーマに、社会貢献や学びの場を提供することで、「生きがい」に結びつく体験を提供し、新しい形の「茶飲み」をChanomicationとして提供する。バーチャルシステムは高齢者にとって馴染みにくいというイメージを払拭し、テレビを見るような感覚で、容易に、好きなときにアクセスできるシステムを創生し開発する。その結果、高齢者が、自宅や高齢者施設に居ながらにして、国際交流、社会貢献に参加し、コミュニケーションがより活発になる。その結果、幸福度が高まり、心身ともに健康に過ごせるようになる。また、以前はあった近所付き合いや、近隣の交流が薄れている現代社会において、バーチャルシステムを利用することで「仮想」のお隣さん付き合いが復活した社会に変わり、自ずと友人知人同士がお互いの安否確認もできるようになるサービスである。