2020年国民の7.6%が障がいを有している日本において、働く意思を持ちながらも、企業に雇用されるのが難しい障がい者のみなさんと一緒に、社会に通用する高品質の胡蝶蘭を栽培します。障がい者の仕事場として就労継続支援B型事業所が全国に12000ヶ所あり、25万人の方々が働いています。そんな就労可能な障がい者の平均月収は16,118円、障がい者年金をを加えても日本国憲法第25条にあるような「健康で文化的な最低限の生活を営む」ことは非常に難しく、一般就労移行率は1.5%しかありません。本事業は、全国108万人の知的障がい者の自立を目的として360億円の胡蝶蘭市場の30%を障がい者の仕事とする「お花の栽培学校」(就労継続支援B型事業所)です。スマート農業を導入し、障がいのある方々がプロの指導のもとに高品質の胡蝶蘭を地域の方々と一緒に生産します。障がい者の人生の歯車を社会の歯車に連動させる橋渡しの歯車となる役割となり、タックスイーターからタックスペイヤーへの社会循環が生まれます。誰しもが排除される事なく、それぞれの人生を輝きながら生きていける社会の一翼を担う「福祉からの卒業」を目指した事業です。