日本の国土の66%は森林であり,近年,林業従事者の減少や高齢化により,枝打ち等の重労働が困難になってきています。林業では、植栽、下草刈刈り、枝打ち、間伐、主伐という一連の育林作業を通して木材が生産されますが、この各作業を効率的に実施できる技術が開発されていないため、持続的林業が困難な状況となっています。このため、多くの森林が主伐後に放置される状況が拡大し、森林の荒廃を招いています。林業における労働災害発生率は全国平均の12.5倍と高く、とりわけ、枝打ちは高所作業のため危険作業です。岐阜大学工学部機械工学科林業ロボット研究グループ(ForestReqrowth)は、日本の林業再生に貢献できること目指し、人手作業以上の効率的で高信頼度・低価格な自律的枝打ちロボットの研究開発をしており、この開発支援あるいは事業化を担当される企業を求めています。開発中の枝打ちロボットは次のサイト(http://spectrum.ieee.org/automaton/robotics/industrial-robots/no-tree-is-safe-from-this-chainsaw-wielding-robot)を参照して下さい。