2030年に世界人口は約90億人に達し、地球資源の制約から約6億人がタンパク質不足に陥ると予測されおります。代替タンパク質として有望な昆虫は、飽食の日本で普及するとは考えにくいと考えております。そこで、まず日本で昆虫食文化を醸成するべく、昆虫の持つ機能性成分の訴求してマーケットを創り、日本食×機能性昆虫食というブランドを持って世界に展開したいとの思いを持っております。
日本が世界的な競争力を持つ蚕の研究知見を活用することで、昆虫食という新市場を世界的にもリードしていけると考えています。
研究は、京都大学食品分子機能学研究室と京都大学昆虫生理学研究室など複数機関と連携し、機能性成分や加工性など蚕の食品価値を最大化すべく研究を進めています。