これまで、医療技術の進展に伴い様々な治療法が開発され、ガンは昔のような不治の病ではなくなりました。ただ、白血病や悪性リンパ腫など血液がんは、新しい治療法の登場により治癒率が改善されているものの、いまだ根治の難しい病気と言われており、新たな治療法が求められています。
私たちは、造血幹細胞を用いた細胞治療・遺伝子治療製品を開発することで、白血病などの血液がんや遺伝子疾患に苦しむ世界の患者さまへ新たな治療選択肢を提供するとともに、世界の患者さまのQOLを高め、生活を豊かにすることを目指しています。
血液がん分野の治療では、根治のために一定量の造血幹細胞の移植が必要となります。
2019年、東京大学医科学研究所 山﨑聡特任准教授(現筑波大学教授)と中内啓光特任教授(Stanford大学教授を兼務)のチームが、マウスの造血幹細胞の体外増殖技術の開発に成功しました。その後、この成果をさらに発展させて、ヒトの造血幹細胞にカスタマイズした増殖培地の開発にも成功しました。
セレイドセラピューティクスはこれら研究成果を受け継ぎ、具体的な製品化を目指して取り組んでいます。