マルチローター型ドローンで世界初。 精密測位衛星を実装した自律制御ドローンの開発と実用化に成功
株式会社Blue Bee(熊本県、代表取締役社長:黒木宏享、以下ブルー・ビー)は、本年開催されたJapan Drone 2017に展示した大型産業用無人機(最大積載重量100Kg)に、世界初の精密測位衛星(PPP-AR:誤差約4cm)機能を搭載した、自律制御ソフトウェアで運用するドローンの開発と実用化目前に世界で初めて成功しました。2017年8月現在、量産化に向けた準備段階に入りました。
現在、無人航空機の運航中位置測定は、GPS信号等を用いた技術で実現されていますが、誤差が数メートルに及び、任意地点への着陸を自律的に行う障害となっています。また、土地測量などに活用されているRTK技術(リアルタイムキネマティック:Real-time Kinematic)を用いたドローン制御を備えた無人航空機も存在しますが、単一地上基地局との通信が必須であり、遠隔地点への自律飛行・着陸が出来ていないのが現状でした。
これらの課題に制御ネットワーク開発実装技術とフライト制御コンピューターの拡張開発を実施することで、マルチローター型無人航空機で世界初の精密測位衛星の実装とフライト(XYZ無人航空機飛行場、所在中国)に成功しました。
この結果、任意地点への着陸制度において、世界最高峰の正確性を実現しました。
なお、現在、量産機においては、撮影、物流、農薬散布、測量などに向けた搭載機器を、ラッチ交換式で、簡単に着脱可能な仕様を実装しています。
今後は、産業用無人航空機ブランド「XYZ(エクシーズ)」を立上げ、実務的な産業特化型サービスの実現を目指します。
株式会社Blue Bee:
ブルー・ビーは、大型産業用無人機の開発・製造、そして、実務活用へ向けた無人機用ITソリューションの推進によって、日本発の産業用ドローンメーカーを目指して設立した無人機メーカーです。今後は、新たな産業用無人航空機ブランド「XYZ(エクシーズ)」を通して、安全航行を第一に、さまざまなシーンにおける無人航空機活用の可能性を追求してまいります。
◆お問い合わせ先
株式会社Blue Bee
TEL:080-2736-8764