東芝Hybrid-3D LiDARは輝度波形から雨・霧・みぞれ・雹を判別し、天候ノイズとして除去しています。しかしこの判別結果は、地上で実測された降水粒子データそのものであり、現在は全量が破棄されています。一方、250mメッシュ予測を地上で検証する手段は平均約17km間隔のアメダス約1,300地点のみ。予測は250m、答え合わせは17kmという非対称が、精度向上の構造的ボトルネックです。本提案はミドルウェアに気象データ出力を追加し、道路・線路・港湾・建機に設置される全LiDARを、追加ハードゼロの地上気象観測点へ転換します。第一の標的は降雹。2022年以降の雹害保険金は2,000億円超に達する一方、いつどこにどのサイズの雹が落ちたかの地上実測網は国内に存在せず、パラメトリック保険の支払トリガーが作れません。LiDAR実測を客観トリガーとし、同時に予測モデルの教師データとして還流させます。LiDARが売れるほど気象が賢くなり、気象顧客がLiDAR設置を促す。現在、仕様策定中の今なら実装できます。PoC第一目的は雹判別アルゴリズムの成立検証とし、不成立時は降雨・降雪実測へ用途を絞ります。