我々は独自技術を用いていくつもの水環境浄化プロジェクトに関係してきました。
それらのプロジェクトでは常に技術的・科学的には極めて良好な(クライアントの期待値以上の)結果を出してきましたが、どれも我々として納得の行くものにはなりませんでした。
それはなぜなら殆どのプロジェクトが「実証実験」などで、良い結果が出ても継続しなかったり、規模の拡大もしないものばかりだからです。
「水をきれいにする」という事には法律で決められた排水の水質基準を守る以外にインセンティブや強制力はありません。
しかし近年、温暖化対策の議論が世界的に進んだおかげで出てきた温暖化ガス排出抑制メカニズムを利用し、そこに水と関連した「方法論」を作りながら「需要創出」を行うというアイデアです。
我々がこの事業モデルに行き着いた最も大きなインスピレーションはREDD+の成功です。
森林を伐採するインセンティブ(市場主義)に対して保護するインセンティブを作り出して世界中に広まりました。
各メカニズム内に我々の作る方法論が組み込まれれば、その方法論を第三者が利用して同じ様なプロジェクトを起こそうという後押しになります。
その結果、この世界に「水をきれいにする」という市場が新しく誕生します。
我々にはHd-Nanoという独自技術が有るため、エアレーションという方法でそれを行いますが、このコンセプトが広がれば他の科学技術や製品を使ってより様々な方法論が派生的に生まれることになります。
ですので、途方も無い話に聞こえるかもしれませんが、十分可能な挑戦だと自身を持っております。