パルスオキシメータは、皮膚の上から簡単に「酸素飽和度」と「脈拍数」を測定できる医療機器です。
人医療ではコロナウイルス感染症蔓延時に、診察時の検査で頻繁に使用され、
感染症や肺炎の早期発見、精密検査(血液検査・X線検査等)の必要性の判定に有効であることが実証されました。
しかし、動物医療では、診察時の検査でパルスオキシメータを使用しようとすると、以下のような問題が発生します。
1.従来品は耳や指間で測定するため、測定部の剃毛や黒ズミの部位を避ける等の手間を要する。
2.動物が測定部位を動かし測定困難となる。
3.測定精度や測定値の再現性が悪化する。
そこで、動物の診察時でも検査ができるパルスオキシメータを開発しました。特長は以下の通りです。
1.測定部位は直腸です。直腸は動物の体温を測定する部位でもあります。本製品は体温計とパルスオキシメータを一体化させた動物用医療機器です。
2.検温と同じ手間で、直腸温、酸素飽和度、脈拍数を同時に測定出来ます。
3.直腸内に体毛や黒ズミはないため、剃毛等の手間は不要です。
本製品で家畜の健康管理、感染症や肺炎の早期発見に貢献できます。