「つなぐ」ことが私のライフワークです。つなぐことがいつの時代も新しい価値を創造してきました。国・企業・人がつながる貿易サプライチェーンの世界で、「新しい技術」と「古くから積み上げてきた業界のナレッジ」をつなぎ新しい経済をつくりたいと思っています。
貿易は世界のGDPの2割を超える重要な経済セクターですが、その複雑さから業務は「巨大なERP」か「メール・エクセルなどの手作業」という両極端な形で進められるケースが殆どです。しかしこの複雑さを「企業間コミュニケーション」という新しい視点で捉えると、業務のつながりを円滑にする標準化をできることに気づき一部特許も取得。この標準化で企業をまたがる発注・生産・在庫を最適化し、サプライチェーン全体の富を最大化する新しい経済を生み出します。
私は、商社で世界の連携の深さ、ビジネススクールで国や文化を越え協力することで生まれる価値、コンサルで業務プロセス改革の重さ、ECで新しい顧客体験を体感してきました。これらの思いと経験を基に、日本にとっても世界にとっても重要な貿易サプライチェーンサービスを民主化し、みなが豊かになり持続可能な世界を実現したいと考えます。
「違いをつなぎ、新しい価値をつくる」がZenportの行動理念です。貿易サプライチェーンには多くの国、立場の方たちが携わります。そうした全員の違いを尊重し、その違いを統合することで新しい価値を創ります。
チームは、ハワイ人、台湾人、フィリピン人、日本人など国際的で多様なバックグラウンドを持っています。そして、例えば、ほぼ新卒で参画したハワイ人と私が作ったコンセプトで特許を取得するなど、それぞれの異なる知見から現状を捉え直し、新しいものを生み出すことに力点を置き運営しています。
こうしたチームで、Zenportは、国や企業を越えより多くの立場の方たちがつながるほど価値が高まるコミュニケーションツールを開発しています。この特性でネットワーク効果も用いながらシェアを拡大し、次のステップとしてオープンイノベーションのプラットフォームとして潜在市場を切り拓きます。
物流、金融、デジタルなど様々なサービス提供者にZenport上で各社のサービスを開発いただき、そのソリューションを自社の差別化サービスとして販売いただくことで、関係者皆さんと、利益を得ながら市場を共に創ってゆきたいと考えます。