メンズメイクが急速に浸透してきている昨今でも、メイクをしていると
「男が化粧するなんて気持ち悪い」という言葉に傷つけられることが幾度となくある。
この何げない一言には、
一見些細なことのようでいて実は大きな問題が隠れているのではないだろうか。
「化粧」という生命維持に必要ないもの、嗜好品のようにあってもなくてもよい存在、
外見という二次的とされる事柄のために人々に軽視されるのだと思うが、
この裏には根深い固定観念が広がっている。
男は化粧しないもの、男はこうあるべき、肌感覚で気持ち悪い、というこれらの感覚は、
ジェンダーレスと謳われながらもごく身近でそう深くはないレベルの問題が放置されたまま
であるという事実を露呈させる。
意外にも性的マイノリティーへの理解よりも遅れているのではないだろうか。
この事業を通じて、性差を気にせずしたいことができる社会に出来ればと考える。
メンズのカラーメイクといえばこのブランド!というイメージを作りたい。商品種類をスキンケア商品などに広げるというよりはメイクの分野に特化したブランドにすることで、ブランドの存在感を確立したい。