これから少子高齢化を迎える超高齢化社会に突入しようとしています。この人口動態は日本が世界に先駆けて先発隊として経験しようとしています。その課題の中で最も重要と考えられているのが認知症問題になります。核家族が定着した現代において既に独居老人が500万人いると言われています。高齢者の人数も3000万人を超えるところまで予想されています。このような中で、認知機能の低下を早期に発見することは重要な要件になります。未病と言う概念があり、認知症ではないがその一歩手前の未病段階を軽度認知症障害(MCI)と言います。WHOの調査ではMCIの段階で早期に対処すると約40%が健常な状態に復帰できることが報告されています。本サービスの目的は、まず対話による回想法によってそもそも認知症にならないように予防することから始めます。更に、その過程で音声による病態分析によってMCIを早期に発見して対処できるようにするものです。対処とは主に言葉により脳トレが主体になります。これらの行為を人海戦術で対応することは不可能です。AIアバターなどのITによる解決が不可欠になります。
弊社の対話エンジンであるLIFE TALK ENGINEが日常の自由な対話を行うコア機能を提供します。この機能をベースとして対話のストーリーを自由に生成できる対話設定ツールが完備されています。更にこの上に対話を楽しむためのコンテンツを標準装備されています。ここまでが自由会話を実現するための環境になります。これに、非言語である脳の自律神経の中の迷走神経によって支配されている声帯の発生周波数の変化を捉えることで、心の問題や認知機能の変化を認識できるようになっています。