弊社を訪問した金融機関営業マンの方の悩みを聞いたからです。
顧客情報の入ったスマホやタブレット等を紛失すると会社で大変なことになるとのこと。
シンクライアントは、現場でつながらないことや、サーバーの投資が大きいことに加え、そのサーバーがクラックされると大量の情報漏洩等が発生するするので、結局リッチクライアントが現場としては必要なのだそうです。
あまりにも厳しい労働環境なので、弊社電子割符技術と取得済み特許で何とか救えないかと考え、システムデザインし、試作しテストを行い、これから商品化する段階です。
人に優しいITを念頭に、人のポカミスを自動的にカバーするITシステムにしよう。ということでした。ウエアラブル機器と情報機器が正常な状態で本人が所有していれば、必要な情報は復元された状態ですが、例えばどちらかの機器が紛失や盗難に遭うと、自動的に復元していたデータは消去されてしまいます。他方、手元に戻ってきた際には、割符により自動的に保護されていた情報が復元されます。上記の自動削除で、機微な個人情報等であっても全く問題発生しなくなります。例えば、災害時認知症の方にも役立つものと考えております。
ITの世界は、もっと人に優しくなるべきだと考えています。
例えば、私の母は認知症ですが、今後激甚災害が発生した際に着の身着のままで避難所等に移動できたとして、投薬情報や緊急連絡先、保険証、銀行等のカード、身分証明書等々、
恐らく持ち出せないと思います。
弊社で開発しているスマホ割符は、どのような電子情報でも安全に管理できますし、特段の操作を必要としません。もしも、健康管理で日常的にスマートウオッチを身に着けていて、家族との連絡用でスマホを首からぶら下げる等していてくれれば、それだけで安心して逃げることができます。今後更に洗練され、首からぶら下げるタグとスマホになるかもしれませんし、老眼鏡が割符の保管場所になるかもしれません。いずれにしても、現在開発中のスマホ割符の応用モデルとなります。
認証情報、ID/PASS等の管理は、今後更に深刻化することが容易に想像できます。
高齢化と激甚災害、更にIT弱者を取り残さない。更に国際的なプライバシー保護の観点からも、称賛される。そんな世界的にも先進的で、安全な情報セキュリティシステムがセットになった日本発の次世代基盤サービスとなります。