冷凍ギョウザの販売や、ショートケーキ缶の自販機。はたまたパクチー農家のオリジナル自販機などアフターコロナの時代に自販機を活用した販売が日本中で見直されている。また、働き方改革が叫ばれる時代において、小売業も効率化を求めて首都圏の郊外でも店舗が減り、高齢化社会では歪みが顕在化している。自販機は1台100万円近くする。個人では購入する事もリースも困難だ。そんな中株式会社アイナスが、「レンタル自販機で日本を元気にしたい。」とどこもやっていない、レンタル自販機を展開している事を知った。いつでも、どこでも、低額で、毎月定額で、保守サービスもつけたレンタル自販機で困難に陥っている日本を元気にしたいと、社長の大内 晋氏が展示会で声高に叫んでいた。聞くと、淡路島で厨房機器や自販機の販売や修理、保守を30年以上やっているとの事。レンタル自販機なら自分が経験してきた、食品業界での繋がりを活すことが出来る。私が住む横浜市旭区内の高齢者へのサポートにも役立てる事が出来るかもしれない、と直感し6か月に渡り起業準備と代理店交渉を重ね晴れて10月に正式な代理店として起業しスタートを切ることが出来た。
自販機の潜在需要は相当ある。アイナスの代理店として営業活動を共にし、webで問合せがあった先への同行商談を重ね、食品関係や食品加工機器などの展示会にも出展し、多くの共感の声が寄せられている。「自販機を借りて自社製品を販売しませんか?」「もし失敗したと思えば2年目で撤退しても費用は一切かかりません。」「保守、修理、販売のご相談には代理店が責任をもってサポートします。」これがアイナスのレンタル自販機ビジネスの骨子だ。私はレンタル自販機を活用すれば、高齢者や障害を持つ買物困難者や商店が無い港湾地区などでも、必要な食品や物資を提供する事が出来ると信じる。もちろん、商品を補充する仕組みが必要だが、加工食品の技術が進む日本なら3日に1度の補充でも十分対応できると思う。まだまだ黎明期にあるレンタル自販機を起動に乗せていけば幾つもの救われる人々がいると信じる。その為に設置場所の提供と販売商品の仕入れ、商品補充体制の完備が必要だ。事業の拡大に合わせてこれらの課題は解決出来ると信じる。