私自身も、バスケチームでの活動を公民館を使っています。
初めて使う時に驚いたのは、破格の金額です。
地域のスポーツセンターを利用する時は、2時間で4000円前後する事が通常ですが、公民館は10分の1の400円でした。
何故こんなに安いのかと思い様々調べましたが、プール維持費や管理やサービスに人材を割かず、施設を利用するだけで最低限の環境を維持しているだけな事は、利用してみて思いました。
さらに、予約の方法は月初に登録しているチームを集めて、その場で希望を取り、抽選をしていきます。
カーボン紙に記入して、控を預かり予約を現金でのみ支払います。
当日の利用者の管理は黒板にマグネットをつけてスケジュールを記載すると言う、昔ながらのシステムでした。
職業柄様々な最新のサービスを提供する運動施設や環境を見てきていたので、驚きと共にアイデアが様々浮かびました。
運動環境を一から作るのは、場所も費用も多くかかりますが、既にある施設の拡充をする為のアイデア提供なら直ぐに始められるた思いました。
既にある公共の窓口サービスは残して、施設の業務委託契約で始められると思いました。
私の職業として、運動施設への就職を目指している学生をサポートしています。
現在は、コロナの影響を受けて、就職先の変化が起きています。
プールやスタジオなど様々な施設を完備している総合型のフィットネスクラブでは、人材が余り、新規採用や新卒採用は減っています。
様々な企業が参入して24時間フィットネスなどの施設は新規出店を増やしていますが、そこには運動環境提供のみで、知識のあるスタッフのサービスや前後のケアなどは自分で出来る客層がターゲットです。
運動環境提供のみのサービスを増やしていっても、日本全体の課題でもある高齢者福祉に関わる医療費の削減には貢献が少ないと思います。
介護予防運動が必要なのに運動をまだしていない層に、必要なサービスを提供していければ、今後進む高齢者化社会に求められる施設に生まれ変わると信じています。