新規事業の成功ポイント
新規事業をこれから立ち上げる際、気になるのが成功のためのポイント。
「なにがなんでも成功させたい!」と思っている人たちにとって、新規事業成功のコツは重要なキーワードとなるでしょう。
ここでは、新規事業の設立を目指している方向けに、意識してほしいポイントやよくある失敗要因を紹介。
成功ポイントや失敗の要因を把握して、事業立ち上げを成功へと導いていきましょう。
新規事業を成功させるためのポイント
新規事業を成功させるための5つのポイントを紹介します。
1.成功体験に縛られすぎない
新規事業の立ち上げで成功するためには、過去の体験にとらわれすぎないことが大切です。
もちろん、今まで培ってきたスキルや技術、知識などはかけがえのないもの。
しかし、すべての事業が同じやり方で成功するとは限りません。
新規事業に際しては、事業の目的や目標達成のための手段、参加するメンバーなどすべて異なります。
当初は、過去の経験に基づいて事業立ち上げを行ったとしても、どこかで問題が発生するかもしれません。
そのときに「前回はこのやり方で上手くいったのだから、今回もこれでいいはずだ」と今までの方法に固執しないこと。
とくにリーダーが自分の成功体験などに過度に依存してしまうと、他者から問題点を指摘されても、受け入れられない傾向にあります。
そうならないためにも、「前はこの方法で問題なかったけど、今回は違うかもしれない」と常に自らの経験をアップデートするよう心がけましょう。
2.ヒト・モノ・カネを意識する
ヒト・モノ・カネは重要な経営資源。
これらのほかに、情報や時間が加わることもあります。
新規事業の立ち上げの際は、ヒト・モノ・カネの3つの資源をおろそかにしないようにしましょう。
ヒトとは、事業立ち上げに参加するメンバー。
現在のメンバーで本当に成功可能か。改めて検証し、不足がある場合は、外部から獲得することも考えましょう。
モノに関しては、現在保有している物的資源から、特許などの無形財産も含まれます。
こちらも、不足がある場合は、必要なものを購入したり、十分でない知識を習得したりするなど努力しましょう。
またカネに関しては、新規事業の場合、最初から十分な予算が確保できているケースは少ないと思われます。
失敗したときの損失を抑えるためにも、不要なコストは削減しましょう。
もし成長性が高いと見込まれる事業を運営しているのであれば、資金調達も容易になるはずです。
これらの経営資源を意識したうえで、新規事業を成功へと導いていきましょう。
3.市場の成熟度や成長率を把握する
将来性のあまりない市場に参入しても、成長できる可能性は低いです。
成長が見込まれる産業に参入することで、成功確率を高めることができます。
市場規模や成長率などを事前に把握してから、事業立ち上げを行っていきましょう。
同時に、参入した際ライバルとなり得る、競合企業に対するアプローチの仕方も学んでおきます。
競合分析をする際は、自らの強みを把握することも大切です。
自社の利点・欠点を理解することで、より他社に対してどのようにアプローチしていくべきかが明確になっていきます。
4.スピード感を持って意思決定を行う
意思決定のスピード感も新規事業を成功させるためには不可欠です。
現代は社会の変化のスピードが速く、一つ一つの決定を慎重に行いすぎてしまうと、ライバル企業に先を越されてしまうことが多々あります。
意思決定を速めるためには、最終判断をする人数を2~3人程度に絞ることも必要でしょう。
喧々諤々(けんけんがくがく)の議論を毎夜行っていては、すぐ決まるものも決まりません。
会議の時間はできるだけ短く、効率的に。
そして、失敗したら、すぐさま改善して、リカバリーする。
スピード感を持って、対処することが大事です。
5.売るための仕組みを構築する
新規事業で成功するためには、売れるための仕組みづくりが必要です。
たとえどんなに素晴らしい商品・サービスだったとしても、売れなくては新規事業は成功しません。
売上を上げるためにも、売りやすく、顧客が買いやすい仕組みを構築する必要があります。
売るための仕組みを作るには、顧客のニーズを把握したり、競合と差別化したり、高品質の商品を提供したりすることなどが欠かせません。
マーケティング手法などを最大限活用し、自然と物が売れているサイクルを作り上げていきましょう。
新規事業が失敗してしまう要因
新規事業が失敗する2つの要因を紹介します。
1.当事者意識が欠落している
新規事業を成功させるために欠かせないのが「想い」や「情熱」です。
理論や知識などももちろん大切ですが、新規事業を立ち上げる際、必ず困難や問題に直面します。
その際に、欠かせないのが当事者意識です。
「どうせ誰かがやってくれる」といった程度の意識で取り組んでは、新規事業は成功しません。
「なにがなんでも自分は成功させる」といった強い意志が、最終的にチームを成功へと導いていきます。
2.準備が不足している
自社の製品・サービスが世の中から求められているかなど、事前のリサーチが不足していると、いざリリースしても、まったく需要がなく売れないといったことが発生してしまいます。
新規事業の立ち上げの際は、失敗を防ぐためにも、入念すぎるほどの事前準備を行うようにしましょう。
新規事業のアイデア出しのポイント
本記事では、新規事業における成功ポイントをご紹介しましたがどうすれば新しいアイデアが思いつくのでしょうか?新規事業を立ち上げたいけどアイデア出しが辛いと思っている方もいる事でしょう。
別記事の「新規事業のアイデア出しの5つのポイント」にて詳しくご紹介しております。ぜひ、ご覧ください。
成功ポイントと失敗要因を把握して、新規事業の勝利を導こう
新規事業の成功ポイントと失敗要因をお伝えしました。
かなり多くが失敗するともいわれている、新規事業の立ち上げ。
しかしなかには大成功を収め、世の中を変えるサービスも生まれています。
Creww株式会社では、新規事業の立ち上げを成功させたいと考えている方々向けに、オープンイノベーションプログラムを開催しています。
オープンイノベーションを導入することで、さらに新規事業が成功する確率も高まるでしょう。
「新しい製品やサービスを世界に広めたい」と考えている方は、ぜひ上記のポイントとともにを参考に取り入れしてみてください。
大きな成功のチャンスをつかめるかもしれません。