医療の資源配分は、端的に死に近づく疾患であればあるほど、それに対する薬や医療機器の価格が高くなる傾向にあるが、一方で、そのような状態になったタイミングで打てる打ち手は非常に限定的である。結果として、人生の最後の数年で、その人の医療費合計の7割程度が集中している。これを、より慢性疾患の管理、さらには予防、未病に広げることにより、医療費が削減でき、かつより健康な社会が作れるのでは、という思いからです。
現在は、糖尿病に注力しております。全体の罹患者約1000万人のうち、300万人の方は、継続的に治療しておりますが、それ以外の700万人の方は、治療を継続していない状況です。前者については、製薬メーカーとのパートナリングを中心に、医療従事者に対するアプローチをしております。後者については、ここ、というチャネルを確立しておらず、それが課題となっております。