障害者の生産性向上は何十年も叫ばれているがほとんど変わっていません。雇用が進んでいるのは主に身体障害者で、知的・精神障害者の一般就労は進んでいません。これは社会保障制度で彼らの生活が支えられており、自ら生み出す手段を蓄積してこなかった過去の負債とも言えます。
福祉は障害者や高齢者だけのものではなく、全国民の幸せにするためのシステムです。
障害者が生産性を持つことでより良い社会になります。
守られるばかりでなく、カチッと障害特性がハマる場所を提供することで輝く場を得られる場を考え様々な業種・業界から聞き取り調査を行った結果、地元広島の牡蠣養殖では、利益はでているが人手不足から配合を検討する業者が出始めていること、運送業界では棄てるだけのパレットに多額のコストとCO2を排出していることを知り、大変もったいないと感じました。
このモッタイナイを合体させることで色んな課題が解決できるという仮説のもとこのサービスの屋台骨を組みました。
Phaseを1〜3で区切りプランを進めます。
Phase1:障害者が牡蠣養殖業で就労し社会保障費の削減を行う(一年)
まずは、知的・精神障害者の自立支援を行う就労継続支援A型を基軸に、牡蠣養殖業者に障害者をアウトソースすることで生産活動として工賃を得ます。
障害者→賃金の向上と技術
支援者→障害者が牡蠣養殖業を円滑に進めるための支援方法
牡蠣養殖業者→労働力と技術の保存
これにより、障害者が社会保障費だけにに頼ることなく生活できるようになる。
Phase2:障害者がさらに生産性を向上できる仕組みを牡蠣養殖事業に導入する
Phase1で得たスキルを元にアウトソースを継続するとともにパレットを使った牡蠣養殖の実証実験を行う。
Phase3:障害者が自由に選択できる雇用機会を開拓する
自身が牡蠣養殖業者となり、牡蠣を製造販売する。
Phase1の事業は継続して障害者の自立支援を行いつつ、障害者の一人ひとりの特性にあった業種・業界にアウトソースできるように開拓しスケールする。