このプロジェクトをやる理由としては大きくは3つあります。
1つ目は地域資源である「ホップ」の活用です。弊社がある京都府与謝野町は2015年からホップの栽培を始め、現在では収穫量が約1トンを超える生産地となりました。ホップを地域内で六次化産業を展開することで地域経済の活性化につなげていきたいと考えています。
2つ目は、地域課題である「牡蠣殻」の再利用です。近隣にある観光地の天橋立では、牡蠣の異常繁殖が生じて海面を超えてカキ殻が堆積し「カキ島」が形成されています。その結果、景観の悪化や牡蠣の侵食によるアサリ漁場喪失、船舶運航への支障など地域課題となっております。そんな地域課題を弊社ではビジネスとして解決できないかと考えています。
3つ目は、地域経済の活性化です。クラフトビール事業を立ち上げることで、地域に新たな雇用を生み出し、事業を通じて生まれた利益を地域に再投資を行うことで持続可能な地域づくりに取り組みたいと考えています。
私達は、いきなりクラフトビールの醸造所を立ち上げるわけではなく、OEM生産でブランドづくりを進めながら2023年には、自社醸造所の開設を目指して事業を進めています。
本格的なクラフトビールの醸造所を立ち上げるためには、数億円規模の初期投資や醸造免許の取得など課題となります。
その課題を解決するために、OEM生産でブランドづくりに取り組み、熱狂的なファンとコミュニティを作り上げること。そして、OEM生産での小ロット生産&顧客からのフィードバックで、プロダクトの品質に磨きをかけていきます。
ビジネスモデルとしては、原則サブスクリプションの会員向け販売とし、顧客からのフィードバックをもらうことと、継続期間に応じた特典の付与などを通じて、「自分が参加している」という顧客体験を提供することで、LTVの向上を狙っています。